ことばでスケッチ

自分の言葉で世界を記述する試み。デザイン/本/アイディア/映画とか

ピグマリオンの恋

最近はもっぱら就職活動に勤しんでいる僕です。

そんな中気になるニユースを見つけました。

 

中小企業が格安で導入できる産業用ロボット「バクスター」が凄い! 

“皆さんご存知の全自動掃除機「ルンバ」を開発したロボット工学者、ロドニー・ブルックスが新たな製品を開発。そして先日リシンク・ロボティックス社から発売をしました。その名も「バクスター」。一言で言えば、中小企業が格安で導入できる産業用ロボットです。”

 

このロボットの画期的なところはやはりなんといっても、動作のプログラミングを直接的な操作を通じてできるという所ではないかと思います。「この部品をこう持って、ここにこんな風において…」という作業をプログラムの言語に置き換えることなくロボットの手を取りながらあたかも体で覚えさせるようにプログラミングすることができるという部分が導入のコストを格段に下げているように思えます。作業のオペレーションが変更になった際も、現場の人間が直に教えるようにプログラムの更新が簡単にできるので、ライン工のような単純な作業であればすぐにでも人の代わりが務まりそうです。

就活している僕にとっては仕事について自分が仕事をする意義とは何なのかとか色々考えさせられるニュースでした。

 

日本のような、将来的に少子高齢化が進み、人口減少による国力の衰退が懸念されるような先進国では今後ロボットが社会のあらゆる場面で人の代わりになっていくのは避けられない流れになるような気がします。

 

 

ここでふと思ったのがロボット物のSFによく有るロボットが本物の人間になりたいと願う事。古くはピノキオからあるテーマであって、さらに遡るとギリシャ神話のピグマリオンあたりに似たような話が出てきます。(以下Wikipediaより引用)

“現実の女性に失望していたピュグマリオーンは、あるとき自ら理想の女性・ガラテアを彫刻した。その像を見ているうちにガラテアが服を着ていないことを恥ずかしいと思い始め、服を彫り入れる。そのうち彼は自らの彫刻に恋をするようになる。さらに彼は食事を用意したり話しかけたりするようになり、それが人間になることを願った。その彫像から離れないようになり次第に衰弱していく姿を見かねたアプロディーテーがその願いを容れて彫像に生命を与え、ピュグマリオーンはそれを妻に迎えた。”

 

世界各国で形は違えど、古来から人型のものには魂が宿るとかんがえられる傾向が有るようですね。件のバクスターも、やはり人の形をしています。

 

それについて色々考えたことや思いついた事があるのですがとりあえずこのへんで。

気が向いたら続きを書きます。長文をかくにはもっと体力がいるな…